はな保育

劇の発表会をしました!

こんにちは。はな保育園ひろじほんまちです。

いつの間にか、ハナミズキや、桃の花が満開になり、春がやって来ました。

今年の桜の開花はとても早く、今週末にも満開を迎えるそうです。

保育園では、5歳児さんが今週末、卒園式を迎えます。素敵な卒園式になることを願っています。

さて、今回は、5歳児が昨年末から読んでいた物語「大どろぼうホッツェンプロッツ」の劇あそびを保護者の皆さまに発表した様子をお伝えします。

物語「大どろぼうホッツェンプロッツ」 作:プロイラー  訳:中村 浩三

<あらすじ>

ある日、少年カスパールと友だちのゼッペルが、おばあさんの誕生日にコーヒーひきをプレゼントしました。しかし、そのコーヒーひきを大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれてしまいます。

コーヒーひきを泥棒から取り返す為に、カスパールと友だちのゼッペルは色々な作戦を立てて、コーヒーひきを取り返すというお話です。

お話の中には、大魔法使いペテロジリウス・ペテロジリウスツワッケルマンや、魔法使いにカエルにされてしまった妖精アマリリス、警察が登場します。

物語「大どろぼうホッツェンプロッツ」の本を読み始めると、最初は内容が難しくて「また読むの?!」と話す子もいましたが、お話を続けていくうちにいつしか話の虜になり、

「ホッツェンプロッツになりたい!(泥棒)」と衣装を作り始めていました。その様子を見ていた他の子も「私は妖精になりたい!」と可愛らしい衣装を自分で考えて作り、妖精になりきる子もいました。

 

 

ある日、近所の川名公園の森の中へ散歩に行った時、「もしかしたらここはホッツェンプロッツのねじろかもしれない!」「だってほら、(木が組んであるのを見て)

ここでご飯を食べていたのかもしれないよ!」「ここの木に登って望遠鏡で宝を探していたのかもしれない!」など、想像が膨らんでいました。

 

 

また、別の日に同じ場所へ来た時には、「この前と変わった所がある!」「だからやっぱりここに住んでいるのかもしれない・・・」

と前回との違いを見つけていました。

ある時、「ホッツェンプロッツの衣装を着て森の中へ行きたいな・・・」と話す子がいて、衣装を作って散歩へ行く日がありました。

一人の子が「劇にしたら面白そうじゃない?」と話していたので、森の中で劇あそびをしました。

到着すると、それぞれの役になりきり、警察はホッツェンプロッツを追いかけたり、大魔法使いは、魔法をかける真似をして楽しんだりとホッツェンプロッツごっこが始まっていました。

「どろぼう、つかまえた!」

「たいほだ!」

 

「大きな木を見つけたぞ!なんだか、泥棒が持っている剣みたいだ!磨こう!」

 

いつしかこの森は、「ホッツェンプロッツの森」と名付けられました。

子どもたちがとても楽しんで劇あそびをしていたので、保護者の方に観てもらう機会を設けました。

子どもたちは、自分たちで配役と本を読みながらセリフを決めました。

お話に出てくる小道具も友だちと相談しながら作っていました。

 

「妖精草は、眩しいくらいだから、金、銀の折り紙で作ろう!」

 

「泥棒のコショウピストルって、どうやってつくったらいいのかな・・・」

 

 

「カスパールの帽子は作ったから・・・今度は服を作ろう!」

 

 

「大魔法使いペテロジリウスツワッケルマンのお城は、カプラで作ろう!」

 

「だんだん高くなってきた!」

「僕たちの背よりも高くなってきたぞ!」

 

 

「屋根の部分は、カプラの数を少なく積んで、だんだん細くしよう!」

 

「やった!!できた!」

 

本番までに何度も練習を重ね、どうしたら上手くなるかを考えました。

「大きな声でハッキリと言うこと。」「お客さんにお尻を向けないこと。」などを意識して取り組んできました。

時にはビデオ撮影した自分の姿を見て、「もっとこうすればよかった。」「もっと大きな声で言うとよかった。」と気を付けて、練習に取り組んできました。

 

 

 

この日は、いよいよ本番です。保護者の方が観に来てくれるので、ワクワクする子、少し緊張気味な子、様々な様子でしたが、子どもたちの気合は十分でした!

 

 

 

 

 

 

 

おばあさんのコーヒーひきを奪われてしまったので、作戦として帽子を取り替えました。

そして、ねじろを突き止めましたが・・・

 

 

しかし、カスパールとゼッペルは、泥棒に捕まってしまいました・・・

 

カスパールは、大魔法使いペテロジリウス・ツワッケルマンの所へ連れていかれ、魔法使いが大好きなジャガイモの皮を剥いておくように言われます。

 

魔法使いが出掛けているうちに、地下室から何かの鳴き声が聞こえてきたので行って見ると・・・

魔法使いにカエルにされてしまった妖精を見つけました。

妖精を助ける為には妖精草を取りに行き、その光を当てると妖精に戻るので、カスパールは妖精草を取りに行きました。

 

妖精草を無事に見つける事ができ、妖精草の光を当てると・・・

妖精アマリリスに戻ることができました!

 

 

しかし、カスパールがいないことに気づいた魔法使いは、カスパールが落としていった帽子を使って、魔法でカスパールを呼び戻します。

 

帽子を取り違えていたことで、魔法使いはカスパールとゼッペルが入れ違っていて、泥棒に騙されたと思い、

泥棒をウソ鳥に変えてしまします・・・

 

アマリリスから妖精に戻れたお礼として、3つの願いが叶う指輪をもらいました。

その指輪で泥棒に燃やされてしまったカスパールの帽子と、ウソ鳥にされてしまった泥棒を、元の姿に戻してあげましたが、

泥棒は、警察に連れて行かれて逮捕されました。

 

最後の願いで、おばあさんのコーヒーひきを魔法で取り戻し無事にコーヒーひきを取り戻すことができました!

よかったですね!

 

子どもたちは、練習を重ねていくうちに自信が付き、

成長していく姿を目の当たりにすることができ嬉しく思いました。

みんなで協力して頑張る事、セリフはどんな事を言うと伝わるかをたくさんの事を考えていき、

大勢の保護者に観て頂くことで大きな自信に繋がり、大きな成長を感じることができました。

この経験は、ずっと子どもたちの心の中に残る大切な出来事だと思います。

ちきゅう組のみんな、またひとつ大きくなったね!

12人の絆は、小学校に行ってもきっと忘れないことだと思います。

 

 

 

 

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