はな保育

もぐたさんのたんぽぽさんぽ

こんにちは!はな保育園ひろじほんまちです

今日はちきゅう組(5歳児)とたいよう組(4歳児)の様子をお伝えします。

暖かい陽気と共に、新しいクラスでの1年がスタートしました。

はじめは、新しい環境に対して少し緊張した表情で入室する子の姿が見られましたが、お友だちとゲームや好きな遊びを一緒にしたり、4歳児は5歳児のお兄さんお姉さんに分からないことを優しく教えてもらったりしながら過ごしているうちに徐々に笑顔で元気に入室するようになりました。

〈もぐたさんのたんぽぽさんぽ〉

最近、『もぐたさんのたんぽぽさんぽ』という絵本がお気に入りの子どもたち。

もぐらのもぐたさんがお散歩している道中、様々な生き物に会いみんなでたんぽぽのはらへ一緒に行くというお話です。

絵本の台詞や歌のリズムが大好きで自分たちで音読したり「先生読んで」と持ってきたり、絵本に登場する生き物たちを描いたりして楽しんでいます。

繰り返し読むことで絵本の台詞や歌を覚え、散歩に出かけると「んぽんぽんぽぽ」と歌いながら歩く姿も見られ可愛らしいです。

絵本の影響でたんぽぽなどの草花に興味を持つ子が増えました。

ロンディでお花を作り

「チューリップを作ったよ!」

「見て!こんなお花作ったよ!」

それぞれがイメージしたお花を工夫しながら作っています。

 

こちらでは、カプラで建物や道を作っています。

保育園の周辺をカプラで作り

「ここは歩道」

「ここは消防署だよ」

「ぼくは駐車場を作ったよ」

街を作っている途中で「ここにお花が咲いてたよ」と教えてくれた子が、ロンディで作っていた花を持ってきて、街の花壇に植えてくれました。

「ここにも咲いてたなあ」

「ここは警察署にしよう」

花を植えると園の近くの警察署の花壇を思い出し、警察署をお友だちと協力して作っている子もいました。

〈たんぽぽマップ〉

散歩に出かけると必ずたんぽぽ探しをする子どもたち。

「あっ!あんなところにたんぽぽが咲いてるよ」

「ここにもあった!」「ここのたんぽぽは背が高いね」など様々な会話が聞こえてきます。

そこで保育園の周りのどこにたんぽぽが咲いているか描いてみよう!という話になり地図作りがスタートしました。

「たんぽぽが咲いているところは分かりやすいように星マークで描こう!」

「公園の中の奥の方にたんぽぽがたくさん咲いているところがあったからここをたんぽぽのはらにしよう」

みんなで記憶を辿りながら描いていき…

とても素敵なたんぽぽマップが出来上がりました!

〈たんぽぽ探し〉

マップが完成したので今度はマップと照らし合わせてたんぽぽが咲いているところを確認しに出掛けることになりました。

「もう少しでたんぽぽが咲いているところに着くよ」

辺りをキョロキョロ

「あっ!たんぽぽ発見!!」

「ここはマップになかったね」

「わたげもあるね!」

「こんなところにも咲いているね」

歩道橋の下にも咲いているのを見つけました。

歩いてみるとたんぽぽマップに載っている場所以外にもたんぽぽがたくさん咲いていることが分かりました。

保育園に帰ると

「覚えているうちに咲いていたところをマップに描き足そう!」とみんなで思い出しながら描く姿が見られました。

改めてマップ作りをしている子もいました。

「横断歩道を渡ったところにも咲いていたなあ」

 

〈もぐたさん登場!?〉

マップに載っているたんぽぽのはらへ行くことを楽しみにしていた子ども達。

今日は念願のたんぽぽのはらへ出掛ける日です。

わくわくしながら保育園を出発し、子ども達からは「たんぽぽたくさん咲いているかな?」「もぐたさん来てるかな?」などの会話が聞こえてきました。

公園に到着し、マップを見てたんぽぽのはら探しが始まりました。

「ここかな?」

「あっちかな」と探し…

「あっ!シロツメクサの中にたんぽぽが咲いてる!」

「ここにもあったよ」

「こっちでもみつけたよ」

たんぽぽを見つけたことを嬉しそうに教えてくれる子ども達。

しかし、絵本に出てくるたんぽぽのはらとは違ってあまりたんぽぽは咲いておらず、「ここじゃないねー」と少し残念そうなにしていました。

すると1人の子が「あっちの方に黄色いお花が見えるよ!」と言い出し奥の方を指差しました。

それを聞いて他の子も「本当だ!たんぽぽかな?」「きっとたんぽぽだよ」と話し出し、今度はその黄色の花があるところへ向かうことになりました。

到着し、よく見てみると

「あれ?似てるけど、たんぽぽじゃないね」

遠くからでは分からなかったけど、残念ながら違うお花でした。

少しがっかりしている様子の子ども達でしたが、お花を見ていると花と花の間に何があることに気が付きました。

「なにこれ?風呂敷?」

見覚えのある風呂敷だった為、中を確認するとなんと、もぐらのもぐたさんからのお手紙が入っていました!

『やあ、ほいくえんのみんな。

みんながおさんぽにくるのがみえたよ。

たんぽぽのはらはみつかったかな?

ぼくはたんぽぽににているおはなを

たくさんみつけたよ!

なんのおはなかしらべてみてね。

もぐたより』

突然のもぐたさんからのお手紙に大興奮の子ども達。

「もぐたさんが本当に来たんだ!」

「まだいるかな?」「黄色のお花が何か知りたいみたいだね」

「保育園に帰ったら図鑑で調べてみようよ!」

そこで、図鑑で調べることが出来るように花を観察し特徴を探しました。

「葉っぱは丸くて小さい」「なんだか(葉っぱは)つるつるしてるな」

保育園に戻ると真剣な表情で花を調べ…

「どこかな?」「これかな?」

「あった!これじゃない?」

ガザニアと言う名前の花だと分かりました。

〈もぐたさんへのお手紙〉

もぐたさんからのお手紙が嬉しかった子ども達は、お返事を書くことにしました。

「なんて書こうかな?」

「あっ!黄色のお花の名前がわかったからそれも書こう。」

もぐたさんに伝えたいことを考えながら嬉しそうにお返事を書いていた子ども達でした。

 

今回の取り組みは、普段読んでいる絵本やお散歩の際に発見した季節の植物がきっかけで始まりました。

たんぽぽを探しているときの子どもたちの目はキラキラしていて、マップを作ったり図鑑で調べ物をしている時の表情は真剣でとても集中していました。

ちょっとしたことがきっかけでここまで遊びが広がったことに驚き子どもたちの発想力や想像力はすごいなと改めて感じました。

またお天気がいい日に出掛けまた新たな発見が出来るようにしていきたいと思います。

次回の更新も楽しみにしていて下さいね。

 

 

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