先日、トヨタ産業技術記念館を訪れました。
そこではロボットたちが
見事な技術で製品を組み立て、
無駄のない動きで
効率よく仕事をこなしている様子を
見ることができました。
その動きの美しさと言ったら!
まるで性格まであるかのような、
絶妙なタイミングと滑らかさ!
人の技術超えてるんじゃない?
ただただ感動してしまいました。
でも、私が本当に心を動かされたのは、
創業者・豊田喜一郎さんの考え方でした。
「お客様からのクレームには、
言い訳をせずに真摯に耳を傾けろ」
「実際に運転する人の声こそ大事」と、
社長の運転手をも企画会議に
参加させていたというエピソード。
すごいですよね。
現場のリアルな声を何より大切にする、
その姿勢に胸を打たれました。
帰り道、ふと思いました。
いつか保育の現場にも
ロボットが導入される時代が来るのかしら。
オムツを替えたり、ミルクをあげたり、
ピアノの伴奏を自動でしてくれたり…。
便利な未来が
すぐそこまで来ているように思います。
でも、同時にこうも思いました。
ロボットにはできない、人にしかできない
大切な仕事が保育にはあるのではないかと。
たとえば、転んで泣いている子に
「痛かったね」と優しく声をかけながら、
そっと抱きしめること。
言葉にならない思いを察して、
「こうだったのかな?」と寄り添うこと。
子どもたちは、
そういう“人のぬくもり”の中で
心を育てていくんです、きっと。
ロボットがどんなに進化しても、
私たち人間にしかできない仕事がある。
豊田喜一郎さんが
現場の声を大切にしたように、
私たちも保育の“現場”にいる
一人ひとりの子どもの声や表情を、
これからも何より大切にしていきたいと
思いました。
(おまけ)昭和の頃の車は
すごーくかっこよかったです!
手作業でトントン叩きながら
ボディを作っていたようですが・・・
また、あんな車が発売されたら
乗りたいな~と思いました。