こんにちは。はな保育園ひろじほんまちです。
絵本を毎日給食前に読んでいますが、その中でも子どもたちが大好きな絵本「めっきらもっきらどおんどん」を紹介します。
ある日、絵本を読み終わった後に「なんだか、(散歩先の)神社に似ているね・・・」
と、いつも行く近所の神社と似ている事を発見した子どもたち。
「じゃあ、今度お散歩に行って絵本と似ているか見てみよう!」という話になりました。
お話に出てくる主人公の男の子が木の穴を覗き込むと、穴に吸い込まれていき・・・
そこにいた不思議な3人組と一緒に遊ぶというお話です。
子どもたちは、その3人組が大好きなようで、
「神社で穴が開いている木を探せば、きっと不思議な3人組に会えるかもしれない!」
と張り切って神社へ出発しました。
神社に着くと、穴が開いている木はないかな・・・
と探す子どもたち。
「あそこはどうかな・・・」
「でも、ちょっと違うかな・・・」
子ども同士で観察していると・・・
絵本と同じような木を発見しました!
「少し小さいけれど、入れるかやってみよう!」
チャレンジしましたが、残念ながら小さすぎて入れませんでした。
もしかしたら、向こうのほうかもしれない・・・
と、別の場所へ探検に行きました
鳥居を抜けた先に大きな木はありましたが、子どもたちが入れるような穴は見つからず・・・
「そうだ!あの言葉を唱えるといいかも・・・!」とお話にでてくる言葉、
「ちんぷく、まんぷく、あっぺらっこのきんぴらこ・・・」と誰からともなく呪文を唱え始めていました。
呪文を唱えたけれど、3人組は出てこなかったので寂しそうにしていましたが、
「そうだ、風が吹いていないからかも・・・」
「絵本では風が吹いてきたからでてきたから!」
と絵本との違いを発見していました。
目を閉じて・・・風は吹いているかな・・・
その日は風を感じることができなかったので・・・
「また、探しに行こう!」と
帰り道にみんなで呪文を唱えながら歩いて帰る姿がとてもかわいらしく思いました。
保育園に戻るとカプラを使って高く積んでいたので、何を作っているか聞いてみると
「神社の木を作っているの。」
「だんだん高くなってきた!」
倒さないようにそっと・・・
自分の背よりも高くなってきた!
「そうだ!あの木みたいに穴をあけてみよう!」
そっと、1本ずつ抜いていくと大きな穴が開きました!
穴が開いたから入れるかな・・・やってみよう!
頭が入って、面白い!
3人組がいる世界へ行けるかな・・・
みんなと協力して大きな木が完成しました!
また次回神社へ行き、今度こそ3人組に会えたらいいな・・・
絵本の世界を通して子どもたちが友だちと協力すること、何かを信じる気持ちや想像力や発想力、純粋な気持ちをこれからも大切にしていきたいと思います。