こんにちは。はな保育園ひろじほんまちです。
街には梅の花が咲き始め少しずつ春の花が咲く季節となりました。
いよいよ今年度も残り1か月となり、残り少ない時間を子ども達と大切に過ごしていきたいと思います。
たいよう組(4歳児)は、先日、今まで楽しんできた絵本の世界「もりのなか」の劇あそびを保護者の方に披露しました!
文:マリー・ホール・エッツ 絵:まさき るりこ
ラッパを持って森へ散歩に出かけた男の子は、ライオン、ゾウ、クマといろいろな動物に出会います。
男の子はラッパを吹きながら、みんなと行列をつくって森をお散歩。楽器を演奏している動物や、木の実を数えている動物に出会い、出会った動物たちと「ハンカチ落とし」や「ロンドン橋」をして遊びました。かくれんぼをしていると、暗くなり辺りが見えなくなってきました。「また散歩にきたとき、探すからね~!」と森の中に話しかけ、家に帰っていくというお話です。
森の中を歩いて行くと、ゾウに出会い、一緒に水浴びをしました。
「水遊び、気持ちいいね!」
すると、今度はクマとウサギに会いました。
クマとウサギに誘われ、鬼ごっこをして一緒に遊びました。
鬼ごっこをしていると、木登りをしているサルに会い、一緒に木登りを楽しみました。
にんじんを食べているウサギに会い、みんなでお弁当を食べました。
「お弁当おいしいね!」
すると、楽器あそびをしているウサギに会い・・・
みんなで「山の音楽家」の楽器演奏しました。
鈴、カスタネット、タンバリン、それぞれ好きな楽器を演奏しました。
「ハンカチ落としをしよう!」
とウサギが誘い、ハンカチ落としを楽しみました。
「ハンカチ落とし、負けちゃった・・・」
次は、「ロンドン橋」をして遊びました。
「今度は、かくれんぼしよう!」
*きっかけは楽器を触ることができるように部屋に置いたことから始まりました。
楽器を手に持つと列になりパレードのように演奏を始めたたいよう組さん。
そんな時に、サークルタイムで『もりのなか』の絵本を何度か読んでいたのを覚えていた子が、「もりのなかにでてくる動物達みたいだね」と話していた為、せっかくなら衣装をつくってみようと衣装づくりが始まりました。
色がついていない白黒の絵本を見ながら、自分たちでなりたい役を決め、小物づくり、セリフを自分で考えて演じることを一生懸命練習してきました。
どうしたら上手くなるかを考え、「自分のセリフを言う時には前に出て堂々と立つこと」「大きな声でハッキリと言うこと。」「お客さんにお尻を向けないこと。」などを意識して取り組みました。
この劇遊びはセリフをおこすということはしておらず、子どもたち自身が自分が森の中にはいったらどんなことがしてみたいかを考えたり、絵本と照らし合わせながら演じるということをしました。
そのため、楽しくなってきてアレンジを加えてみる子がいるなど、毎回流れは同じですが違ったセリフが出てきながら、劇遊びを楽しんでいました。
実は、ハンカチ落としももちろん遊びの1つなので、誰に落ちるか分からなく子どもたちは次のセリフ「負けて悔しいから次の遊びしよ」は誰のセリフになるかわからなかったのです。
そんなことも出来るようになった、たいよう組は、ひとまわりもふたわまわりもこの劇ごっこを通して成長したと思います。
今年度も残りわずかになってきましたが子どもたちがやりたいと思ったことが伸び伸び出来る様にしていきたいと思います。