はな保育

絵本から飛び出してきた不思議な三人組~特別編~

こんにちは! はな保育園 じょうしん駅前です。

 

卒園式の最中に、たいよう組さんの元に届いた、とっても素敵で不思議な手紙✉↓

とても嬉しかったたいよう組さんたちは、

「つぼみ組(3歳児)さんと、そら組(4歳児)さんたちにもつたえなくちゃ!!」

と、卒園式後の翌週月曜日の朝、みんなに伝えようと、はりきって登園してきました

が…。登園してみると…??

 

じょうしん駅前の子どもたちに起こった、今年度一番の不思議な不思議な大事件

今回のブログは『特別編』としてお届けしたいと思います!

 

 

 

これまで毎朝、『はな神社』の掃除をすることが子どもたちの日課でした。

 

いつものように『はな神社』に向かおうとすると…。

 

「みんなみて!じんじゃがないの!!」

「みんながつくったおもちのなる木がなくなってる…。」

 

「ここに木があったはず!!」

 

 

みんなでつくったおもちのなる木の代わりに、卒園式の日に届いた手紙とみんながつくったおもちが置いてありました。

「これがそつえんしきにとどいたてがみだよ!」「もういちどみんなでよんでみよう!」

 

「・・・・・。」

 

「・・・・・。」

子どもたちは手紙の内容を聞きながら、落胆した表情を浮かべていました

「どうしてじんじゃはなくなっちゃったのかな?

「そつえんしきのひはあったのに…

「せんせいたちがかえるときにはまだじんじゃあった?

「どうしてなくなっちゃったんだと思う?」と保育士が子どもたちに質問を投げかけてみると、それぞれ考えたことを話してくれました。

「じんじゃがだいすきだからもってかえりたくなっちゃったのかな?」

「どようびのそつえんしきの日のよる、3にんぐみがあそびにきて、あなのあいた木とかこわしちゃったんじゃない?それで、それをみたらみんながかなしむとおもって、もってかえっちゃったんじゃない?」と言う意見が。

「そうなのかなぁ。お部屋に戻ってサークルタイムでも、どうして神社がなくなっちゃったのか話し合ってみよう!」と部屋に戻ることにしました。

子どもたちはあとから登園してきたお友だちにも『はな神社』がなくなったことを伝えていました。そしてお友だちと神社のあった場所に来ては、

「ここにおそうじをするどうぐがあったよね!」

「ここにじゃらじゃらするすずがあったのに!」と一つひとつ思い返して確認していました。

サークルタイムでも、「お手紙が届いたこと」と「どうして神社がなくなったのか」を話し合ってみました。一緒に絵本を見ていた2歳児ふたば組さんたちもサークルタイムに参加しました。子どもたち一人ひとりに色々な考えがありました。

「もしかしたら…。ねんちょうさんがそつえんしちゃうから。きっとだいすきだからつれていっちゃったんじゃないかな?」

という話が子どもたちから出ました。

お友だちの意見に「きっとそうだ!」と大きく頷いてみたり、「でももっていちゃうのはさみしいな」「こまったな」とも話していました。

 

「もしかしたらいつもおさんぽでいっているじんじゃにつれていちゃったかも!」と、『はな神社』をこよなく愛していた、ふたば組さんからも意見が出ました。

「神社がなくなったら、遠くにいってしまったら、もう友達じゃないのかな…?」と保育士が尋ねると

「ちがう!!とおくにいってもあえなくてもだいすきって。ともだちだよって、てがみにかいてあったから!」

と一生懸命なまなざしで伝えてくれる、たいよう組さん。

「そうだよね!こころのなかでおぼえていれば、ずっとともだちだよね!」

会って一緒におしゃべりしたり、遊んだりすることはできなかったけれど、共に園生活を過ごした姿の見えない大切な大切なお友達

不思議な三人組はきっと子どもたちの心の中にずっと生き続けてくれることでしょう。

 

ありがとう不思議な三人組またいつかあえたらうれしいな

~はなほいくえん じょうしんえきまえのこどもたちより

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