こんにちは! はな保育園せきとりの調理員です
少し汗ばむ日も増えてきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか
ほうれん草🥬
皆さんは、ほうれん草はお好きでしょうか?
見た目の濃い緑色・苦味などで、苦手な方もいらっしゃると思います。
せきとりのちゅーりっぷ組の子どもたちにもほうれん草に苦手意識を持っている子がいるようです。
子どもが緑の野菜に苦手意識を持つのには理由があり、
子どもの舌にある味蕾(味を感じるセンサー)は大人の3倍も感度が高いそうです
そして、見た目も苦味も脳が毒だと判断すると、本能的に拒否してしまうそうです
これなら、子どもがほうれん草を苦手なのも納得ですね
ですが、ほうれん草は悪者ではなく、人間の体にとって、子どもたちの成長にとって
とても素敵な魔法のチカラが詰まった野菜なのです
先日、ちゅーりっぷ組の子ども達に、ほうれん草の魔法の話
をしました
ほうれん草にはさまざまな栄養素が含まれています。
骨や歯を丈夫にしたり、力強い身体を作ったり、美肌効果でお肌がツルツルに
そして、健康的な太くて強い髪の毛を育てます
きっとみんなの大好きな髪のながぁ~いプリンセスもほうれん草を毎日食べてるに違いない
そんなほうれん草が持つ魔法のお話をすると…
憧れのプリンセスに一歩近付けるチャンス
ワクワクが止まらない様子でした
はじめは、ほうれん草に触れ観察しました
葉っぱの部分は柔らかかったり、茎の部分は硬かったり、
根っこの部分は赤色なんだね手で触れて感じました。
どんな匂いがするのかな
積極的にほうれん草の匂いを嗅ぐ姿が見られました
茹でたほうれん草は鮮やかな緑色に変化しました
ほうれん草の魔法のお話を聞き、いざ実食の時
素材本来の味を感じるため、はじめは味付けはなしで食べてみます
味付けなしのほうれん草は、食べるの難しいかな…なんて職員の心配をよそに、
もりもりと食べ始める子どもたち
「ほうれん草おいしい~」と頬張っていてとてもかっこよかったです
「食べれたよ~お肌ツルツルになってるか触ってみて~
」と
ほっぺを撫でる可愛い姿も見られました
「プリンセスみたいにきれいな髪の毛になれたかなぁ」
ほうれん草を苦手に感じていた子も一口は食べてみようと奮闘する姿はとてもたくましかったです
そして、茹でた時にできた色水を使い、染め物をしました
濃く煮詰めた色水を、習字紙に染み込ませます。
綺麗に染まるかなぁ どんな色になるかなぁ
色水を染み込ませた習字紙を乾かして…
なんとこんな素敵な作品に仕上がりました
染めた習字紙は薄い黄緑色に
ちょうちょに見立てて子どもたちの折ったチューリップの周りを羽ばたいています🦋
「いつもありがとうほうれん草食べれたよ
」
頑張って食べたほうれん草で一生懸命に作った素敵な作品を届けに来てくれました
子どもにとって苦手な食材も、その食材を知ってもらい、興味を持ってもらい、触れて、観て、 食べてもらう。
大人も、知らない知識のない食材は食べるのに抵抗を感じますよね。
声掛けひとつで、体験ひとつで、子どもたちの食への興味、関心に繋がっていくと思います。
小さな一口でも大きな一歩です。興味を持ち食べてみたこと、たくさん褒めてあげてください
ちゅーりっぷ組のみんな、素敵な作品をありがとう
ほうれん草に挑戦するみんなはとってもかっこよかったよ
これからもたくさんの食材に触れ、興味を持ち、大きく成長していこうね