こんにちは。
はな保育園ひろじほんまちです。
ある日の朝、保育室へ行くと・・・
「せんせい、たいへん!何かの足跡が・・・」
「きっと・・・ガータロかもしれない。」
「だって、ベタベタするもん!」
ガータロとは、絵本「おっきょちゃんとかっぱ」に出てくる赤いかっぱのことです。
子ども達は、この「ガータロ」のことが、少し怖いけれど好きなようです!
「どこから入ったのかな・・・」
「ここの窓から入ったのかもしれない!」
「怖いけれど、触ってみよう!」
「手に付いた!」
「なんか、ベトベトしている!」
「ほら、見て!」
「匂いを嗅いでみよう!」
「なんか、変な匂いがする・・・」
「私の足よりも少し大きい!」
「足にも赤いベトベトがついた!」
「うわ~!!」
「もしかしたら、他のお部屋にもあるのかもしれない・・・」
と足跡を辿り、
隣の部屋の隅々まで観察しに行っていました。
「ここのお部屋にはあるかな・・・」
「ガータロ、どこにいるの??」
「名前を呼んでみたけれど、見つからなかったので・・・」
「そうだ!ガータロに絵を描いたら出てきてくれるかもしれない!」
絵本を見ながら絵を描く真剣な表情が素敵です!
子どもたちで相談し
絵本を見ながら、ガータロと主人公のおっきょちゃんが過ごした水の中も再現しました!
モザイクスティックでガータロを作る子もいました!
よく見ると顔の横にはきゅうりも!!
ガータロは、お腹がすいていたのかもしれない・・・
だから、プランターで獲れたきゅうりを吊るしたらまた来てくれるかもしれない!!
「ガータロ、また来てね!」と手を合わせていました。
「ガータロは、きゅうりも好きだけれど、パンも食べるかもしれない・・・」
と、子ども同士で話していたので、紙粘土でパンを作ることになりました。
ガータロパン美味しそうでしょ?
形ができたら、絵の具で色を付けます。
何色が美味しそうかな・・・
箱も作り、完成しました!
おいしそうなパンが完成し、
お店屋さんにしたいな・・・ということで、
以前作ったおにぎりや、ピザもあるから・・・
お店の名前は・・・
「やくものなんでもやきますよ、やさん」
になりました!
「そうだ、焼くには窯も作らなきゃ!」
協力して窯を作ります!
完成!
お店が開店することを知らせるために、乳児クラスにもチラシを配り、お店屋さんが開店しました!
「いらっしゃいませ~!」と
「メニューはこちらです!」
「何にしますか?」
小さなお客さんがやってきました!
作った窯で、パンを焼きます!
ピザも焼けました!
「どうぞ~!」
「熱いので気を付けてください!」
「美味しいですか?」
かっぱの足跡!?から、ごっこ遊びに発展し、
子ども達同士でやり取りを楽しんだり、
協力して自主的に何かを作ったり、
年下のクラスの子へ優しく接したりする姿が見られ
嬉しく思いました。
そんな子ども達の様子をきっとどこかで
ガータロが見ていてくれるといいな・・・