『なさけもすぐればあだとなる』と読みます。
親切も過ぎると、
かえってその人にとって
迷惑になってしまいますよ、
という意味だそうです。
子どもを育てる、後輩を育てる、
ときに親切心からあれこれと
手出し口出しし過ぎると
『おせっかい』『うっとうしい』
と思われてしまうことがあります。
こちらはその人のことを思って
手を尽くしているわけですから、
そんな風に思われたら悲しいですし、
もう知らない!って気持ちにもなりかねません。
先日、ある子ども園に
見学に行かせていただきました。
その園では2歳以上の子が
お散歩に行くのは立候補制。
行きたい子が自分で身支度をして集合する、
希望者多数の場合は先着順。
そして、『帽子を忘れた』
などの不備があると、
行きたくても参加はできません。
帽子を忘れたら、散歩に行けない、
という経験があるから、
しっかり自分で支度をする子になる。
なるほど・・・・!
私たちは帽子を忘れた子には『親切に』
帽子を貸し出してあげていたっけ・・・。
忘れ物したって、
痛くもかゆくもなければ
それは繰り返しますよね。納得。
『情けも過ぐれば仇となる』
なるほどです。
実体験とリンクして
妙に納得したことわざでした。
これからは気をつけようっと。