4月も下旬になり、
そろそろ新入園児たちの泣き声も
なくなってきた頃でしょうか?
今回は毎年、この時期の園の様子を見に行って
気づくことをお伝えしようと思います。
・子どもたちが泣いている園は
保育士さんたちがウロウロ(オロオロ?)
している?
→泣いている子どもたちを何とかしなくては、
という思いが行動に表れているのかしら。
とりあえずドン!と座ってみませんか?
保育士さんがニコニコと笑顔で
同じ場所に座っていてくれるだけで
子どもたちは案外落ち着くものです。
慌てない、あせらない、です。
・ずっと抱かれている子は遊べないよ!
に保育士さんが気づいていない。
→特に0歳児クラス。
1人の子を立ったまま
ずっと抱いてあやしている、
または小脇に抱えるようにして
あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。
1人の子をずっと立ったまま抱いている
保育士さんが時々います。
あれ?他の子どもたちは?
他の保育士さんの負担が増えてしまいますよ。
泣いてしまった子を抱いてあげるのであれば
座って膝に抱いてあげては
いかがでしょうか?
そうすれば視線の先におもちゃも見えるし、
他の子の様子も見守れるし、
子ども自身もお部屋の様子がわかって
落ち着くのは早くなります。
私たちは泣いている子を見るとどうしても
『かわいそう。なんとかしてあげたい』
と思って抱き上げて
自分の子どものようにあやしますが、
見ている子どもは1人ではないし、
ずっと抱いているより、
自分でお気に入りのおもちゃを見つけて
遊べる方が子どもたちにとって
利益となりますよね。
『ずっとそばにいるからね。』
と膝に抱いてあげることで、
子どもたちは動きたくなったら
自ら動き出します。
この時期そのタイミングを
逃さないことを大事に、
ドン!と構えてみませんか?