ある日の保育園での場面。
知らない人がいっぱいの環境に
緊張している子どもが、
ビクビクしている。
その様子を見てた保育士が
(可愛い!と思ったのかもしれませんが)
涙が出そうなくらい笑ってる。。。
もちろん、笑顔はとても大切です。
場の空気を和らげたり、
子どもたちを安心させたりする力があります。
でも、そのとき、
子どもの気持ちはどうだったでしょう?
緊張している理由に気づいてほしい、
声をかけてほしい、抱いてほしい、
そんなサインを出していたのかもしれません。
私たちも、
日常の中で何かを指摘されたりしたとき、
つい笑ってごまかしてしまうことがありますよね。
友達同士ならそれで場が和むこともありますが、
相手が真剣な話をしているときには、
「この人、本当にわかってるのかな?」と
不安を抱かせることも。
「そうですよね~(笑)」より
「大変申し訳ございません。」でしょ‼
って場面ありませんか?
先ほどの緊張している子どもに対して、
「どうしたの?ちょっとドキドキしてるかな?」と
一言声をかけるだけで、
その子は「わかってもらえた」と
安心できるかもしれません。
笑顔に言葉を添えることで、
信頼が生まれるんですよね。
だからこそ、
私たちが意識していきたいのは、
「笑顔を使い分けること」。
「へらへら」や「ゲラゲラ」の笑いより
優しく笑いかける方が相手は心地よいです。
わからないことがあったら素直に
「教えてください」と聞くこと。
子どもの様子に気づいたら
「どうしたの?」と声をかけること。
そんな小さな一歩が、
思いやりや信頼を育む大きな力になります。
笑顔は大事。
今日も笑顔を忘れずに。
でも、“ごまかし笑い”が出そうになったら、
一度だけ心の中で「これは今、必要?」と
問いかけてみてください。
それだけで、きっと子どもたちとの関わりも、
大人との関わりも、
そして会話の雰囲気も変わると思います。