まず、「甘やかす」とはどんな状況なのでしょうか。
・欲しがるものは何でもすぐに与えてしまう。
・子どもができることを先回りしてやってあげてしまう。
・基本的な生活マナーも教えず、
「かわいいから」と何でも許してしまう。
まだまだあると思いますが、
こういったことが「甘やかす」行為であって、
子どもたちにとって利益のない行為に感じます。
欲しいものがあったとき、
お菓子のようなものならひとつだけ選ばせるとか、
なぜ欲しいのか聞いて、
じゃあ、次の誕生日に買おうね。
でもいいですよね。
できるようになったことは
時間がかかっても先回りせず、待ってあげましょう。
「やって。」と頼まれたら
「じゃあ、ここだけお手伝いするね」でもいいです。
全部やってほしいとせがまれたら、
時々は「今日だけだよ~。」と言いながら
やってあげるのもいいかもしれません。
頼まれてもいないのに先回りするのはNGです。
急いでいるから、は大人の都合。
子どもには子どもの時間がゆっくりと流れています。
ゆったりと手間暇かけてかかわりたいですね。
また、走り回っている子を追いかけて
ご飯を口に入れてあげる等も「甘やかし」であって、
優しい愛のある「甘えを受け止める」行為とは違います。
「あ~~ん♡」を受け止めるのであれば
座ってもらいましょう。
「座って食べる」「食器に手を添える」は
0歳児でも教えてあげればできます。
1歳児になると「デザートは最後に」も
自らできるようになります。
このあたりはかかわり方に工夫がいるので、
また、のちのちに・・・。
このあたりの考え方をご家族で、
保育士同士で共有しておくといいですね。
決して子どもの前で
「あなたは子どもに甘いのよ!」など
ケンカが勃発しないように!
子どもの「甘え」を上手に受け止めて
あたたかい雰囲気で子育て楽しみたいですね。
今回は「甘え」についてのお話しでした!