『木を見て森を見ず』ということばがあります。
ご存じの方も多いかと思いますが、
小さなことに心を奪われて、
全体を見通せないことのたとえです。
保育中、保育士は何人もの子どもたちを
見守っていかなくてはいけません。
当然子どもたちは、
じっとしていてくれないので、
それはそれは毎日神経を
すり減らしながら頑張っています。
保育所は一部屋に何人かの保育士がいて、
数人を見守るというスタイルの園が多いですよね。
複数の保育士がそれぞれの役割や
子どもの日課を理解するため、
デイリープログラムがありますが、
子どもたちは予想外の動きをすることも多くて、
その都度保育士同士が保育中に
打合せをすることもできず、アイコンタクトで
仕事ができるチームワークの大切さを痛感します。
そんな時、一人の保育士が
目の前に来た子だけを膝に抱き、
ずっと1対1で遊んでいて
その子しか見ていない、となった時、
ほかの保育士はいったい何人の子を
一人で見なくてはいけないのか、
という状況になります。
1対1で本を読んであげたい時などは
(こういう時間も大切にして
いきたいのですよ・・・が、)
あらかじめ話し合ってクラス全体の保育士で
協力しなければ保育は大変なことになります。
保育中自分の目の前には1人の子ども、
ほかの保育士のまわりには
たくさんの子どもが集まっている、
という場面もありますね。
『楽しそうだな…』と見ているだけではなく、
ぜひ自分から近くに行って、
『せんせいも入れて♡』って
言えたら子どもたちを見守る目も
増えて他の保育士も助かるし、
クラス全体としてHappyですね。
一人の子と1対1で楽しく遊んで
ご自身は満足感いっぱいの保育士さん、
ときどきお見かけします👀
まわりには『もっとまわりを見て~!』と
思っている保育士さんや子どもたちが
いるかもしれませんよ。
森全体を見渡せると
もっともっとすてきな保育が
できるかもしれませんね。
ファイト‼です。