子どもはよくケンカをします。
家で兄弟と、
(もしかしたらお父さん、お母さんとも?)、
園では友だちと。
ケンカは
お互いの気持ちが相手に上手く伝わらなかった、
相手の想いに気付けなかった時におきますよね。
乳児のうちはまだまだ他者理解ができず、
社会性も十分育っていないのだから
仕方のないことです。
幼児になると
だいぶ友だちの気持ちがわかってきて、
遠慮から思いを言えず、
悔し泣きする姿も見られるようになります。
それでも、我慢できず、
思いのままを相手に率直にぶつけて
ケンカになっても、
すぐに仲直りして遊べる子どもたちを
うらやましく思うこともあります。
子どもってすごいですよね。
さて、
「子どもはケンカをしながら育っていく」と
多くの方が思っているはずなのに、
実際に子どもたちが
ケンカをしている場面を見かけると、
周りの大人は
「やめなさい!」
「はい!もうおしまい!握手して、なかなおり!」
みたいなことを言います。
どちらかが手をだしていたとすると、
おそらくそちらの子が叱られ、
“ごめんね”を言わせる
ありがちなパターンです。
とりあえずのトラブル回避ですね。
そんな時、
子どもには何が伝わったんだろう??
と思います。
また、同じこと繰り返さないのかな、と。
自分だったらどうでしょう?
どうしてケンカになってしまったのか、
何を怒っていたのか、
何を伝えたかったのか、
何も聞かれることなく、理解もされず、
モヤモヤしませんか?
思っていることを言えずに終わったら、
「また、あの人ったら!」と
思ったりしませんか?
子どものケンカに遭遇したとき、
「こんな時、自分だったらこうしてほしい」
という場面を想像してみてはどうでしょうか。
案外ヒントがあるかもしれません。
次回は「ケンカ」について
もう少し深く考えてみたいと思います。