2歳児だって、
ほんとうはもっと上手に大人と向き合いたい、
わかってほしいと思っているのかもしれません。
言葉の数は増えても、
自分の思いを言葉にして伝えるのは、
まだまだ難しい2歳児。
ましてや何だかモヤモヤする気分を
言葉で表現することはできないのです。
では、どうするのか?
知っている否定の言葉を
ひたすら言うしかありませんよね。
「いや!」「だめ!」「きらい!」と。
私も海外に行ったら(英語力0なので)
こんな場面では「NO!」しか言えないと思いますし。
子どもが興味のあるものを見つけた時、
一緒になって「わぁー!さわってみたいね!」とか、
「なんの虫か一緒にしらべてみようか!」とか、
言えていますか?
「あっ、そう。」
「そんなことばっかり言ってないで手洗ってきて!」とか
子どもの欲しかった答え以外の言葉を
返していませんか?
求めているのは「共感」なんです。
子どもの発見や気づきに一緒になって
喜んであげること、
見つけたことをほめてあげること。
子どもだって外から帰ってきたら
手を洗うのはわかってる。
だから、大人が先回りして
「くつぬいだら、手あらってね!」って
言ったりすると、子どもはムカッとする。
ひとりで靴を脱ごうとしている時に
お庭に飛んできたちょうちょが見えた!
もう、子どもの視線はちょうちょにくぎ付け。
先生に教えたくて「あっ!ちょうちょ!」
って言ったのに、
先生は「はやく、おくつ!」って言う。
こんなふうに、
日常のほんの少しの言葉や思いのすれ違いが
子どもを困らせているのではないでしょうか。
ほんとうに困っているのは
子ども自身なのかもしれませんね。
私たち大人がほ
んの少し子どもの気持ちに気づけたら
「イヤイヤ」も減っていくのかもしれません。
忙しく過ぎていく毎日の中で、
少し子どもの気持ちに付き合って、
ゆーっくりの時間を過ごすのも
いいかもしれませんね。