カスハラって言葉、
最近よく聞くようになりましたね。
カスタマーハラスメントと呼ばれるもので、
顧客や取引先からの
クレームを超えて過剰な要求をしたり、
言いがかりをつけたり、
といった行為のことです。
飲食店やスーパーなどで見かけたことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
保育園や幼稚園、学校でも「うちの子だけを見て!」
というような要求をされる方もいるようです。
まずは我慢!とまでは言いませんし、
お気持ちは伝えるべきかとも思います。
が、ある程度こちらの心もちで伝え方を変えていけば
トラブル回避できることも
あるのではないかと思います。
先日、家族である温泉に行きました。
夕食時に注文した日本酒がどこのお酒かなと思い
仲居さんに「このお酒の銘柄を教えてください」
とお願いしました。
その場でわからなかったようで
厨房に聞きに行ってくださいました。
戻ってくると「えのき!だそうです。」
「???」「きのこじゃん!」と双方もう大笑い。
仲居さんは続けて
「ほんとにそうですね!違うかもしれませんが、
そういう風にしか聞こえなかったので。
帰ったら『キノコのお酒飲んだよ!』
って自慢してください!」って。
その思い切りの良さに
おかしいやらびっくりするやら、
みんなで再び大笑い。
終始和やかに食事が進みました。
食事も終盤になるころに
「本日はありがとうございました。
先ほどのお酒ですが、『ねのひ』でした!
すみません!」て。
また再びの大笑い。
もう涙が出るほど笑いました。
こんな場面で、
もしこちらが『はぁ?』って不機嫌になったら、
仲居さんが神妙な面持ちで謝罪してきていたら、
もしかして責任者なんて登場してしまったら、
食事の雰囲気はだいぶ変わっていたと思うのです。
楽しく食事ができたのは、
銘柄を間違えてくれた仲居さんのおかげ、
愉快な対応をありがとう!って思えました。
人と接していればいろいろなことがあって、
双方の思いがすれ違うこともあるけど、
トラブルになってあとで気持ちが良くなる人は
いないですよね。
気持ちよく、平和に解決した方が
あとあと気分がスッキリします。
笑い飛ばしてしまうの、おすすめです!