昨年くらいから、あちこちで見つかる「不適切な保育」
あってはならないことなのに、
“人手が足りないから”という言い訳を聞いていると
悲しくなるし、怒りすら覚えますよね。
確かに保育業界は保育士不足に悩まされてはいますが、
人が足りないから
不適切な保育をしてもいいことにはなりません。
子どもたちを怒鳴ったり、叩いたり、
無理やり食べさせたりしたところで、
子どもは怖がって委縮し
自分で何かをすることもできなくなるので、
結局いつまでも大人の手助けが必要になって
大人が思う「大変さ」から解放されることはありません。
どんな時も保育士は心穏やかに
ゆったりとした気持ちで子どもに接してほしいですよね。
「急がば回れ」
この言葉が適しているかは分かりませんが、
落ち着いた環境で保育がしたい、と思うのであれば、
まずひとりずつに手間暇をかけてあげることです。
ひとりずつに手間暇をかけるためには、
子どもたちそれぞれが自分の遊びを見つけて
落ち着いて遊んでいてくれなくてはいけません。
落ち着いて遊ぶためには
ひとりひとりが満たされる遊びの環境が必須です。
「不適切な保育」を防いでいくために
「不満足な環境」を変えていかなければ
大人が思う「大変さ」の改善もできません。
子どもたちが選んで遊べる数種類のおもちゃや道具が
用意されていますか?
「これで遊びます」って子どものあそびを
決めてしまっていませんか?
「今はこれで遊ぶよ!」って限定していませんか?
まずは「適切な環境」を整えて、
子どもが楽しく自分の思いのままに遊べる場所を作る、
そしてひとりずつに手間暇かけて、
子どもの自立を促していく。
そうすると大人の気持ちにゆとりが生まれて
「あれ?楽になった?」と思えますよ。
「不適切な保育」を起こさないために
「不満足な環境」は「最適な環境」に
変えていきましょう。
みんなでやればできる‼