「人こそ人の鏡」とは他人の言動をよく見ることが、
自分の行いを正しくすることの良い見本となる、
という意味のことわざです。
保育士は日中ずっと子どもたちと過ごしていますので、
保育士の口調・身振り・行動、すべてが
子どもに引き継がれるといっても過言ではありません。
お母さんと歩く姿が
そっくりのお子さんもいるくらいですから、
笑い方や食べ方まで
保育士に似てくるお子さんだっています。
お恥ずかしい話ですが、私も若い頃、
当時3歳の長女を連れて主人の実家へ行ったとき、
長女が親戚の方々がいる目の前で、
引き戸を足で開ける姿を見て、
いや~な汗💦をかいたことがあります。
当時生まれたばかりの次女を抱いて、
荷物をもって家に帰った時など
足でドアを開けることがよくあったのです。
(いいわけですけどね)
見られていたのですね~。
しかも娘は両手が空いていたにもかかわらず、
うれしそうに「ほら~っ♡」って。
一同大爆笑!
顔から火が出る、というのはこのことか!と
痛いほど感じた瞬間でしたね。
子は親の鏡。まさに、です。
保護者の方に代わって、
お子さんをお預かりしている保育士の所作が
こんな風に伝わってしまっては大変!
保育所では「子は保育者の鏡」。
保育をするにあたって私たち保育士は
子どものモデルにならなければいけませんね。
いつも、どんな時でも、どんな場所からでも、
子どもは私たち保育士の動きを見ているのです。
実際の保育現場でも私が体験したようなことが、
起こりうるし、実際目にすることもあります。
ちょっとふりかえってみたいと思います。