保育士の仕事の中には
保育計画の立案と保育の記録などもあります。
採用面接などでも
『書類はどのくらいありますか?』と
聞かれることが多くあるので、
苦手意識を持っている方が
少なくないのかもしれません。
確かにクラスとしての書類だけではなく、
個人の記録書類もあるのですから、大変です。
せっかく時間をかけて書いても
赤ペン修正だらけで返ってくると
かなり落ち込みますしね。
そんな経験をした保育士さんは
たくさんいらっしゃると思います。
そもそも今は『子どもたちの主体性が大事』と
言われているのに、月案・週案・日案、
それは保育士主導にならないのか?
必要なのか?と思われる方もいるようです。
保育士が計画通りに進めることが
正しいという認識をもってしまったら
子どもの行動を強制することになって
しまうのではないか、
さまざま懸念事項はあります。
・・・がしかしですよ、
計画が何もなければ、
それは『放任』になりかねません。
やっぱり必要なのですよね。
子どもの現在の様子から
今後はどのように子どもの興味や行動は
変わっていくのか、と推測しつつ、
その中でどんなことを育てたいか、
どんな遊び方を提案していこうか等々を
計画していくと保育士も楽しいかもしれません。
『何ができるようになったかな』
『どんな遊びに興味があるかな』
『どんなふうにお友だちと関われているかな』
と意識してみていくと
『子どもの姿』欄はすらすら書けます。
できていないことや
伸ばしてあげたいところがみえれば
『ねらい』や『配慮』も書きやすい。
先月はこうだったなぁという
振り返りを活かしてもいいですよね。
新人の保育士さんのなかには保育雑誌片手に
一生懸命書類作成してくださっている方もいます。
大変だし、何を書いたのか、
もしかしたら覚えてないのでは?と
思うこともあります。
それはそうですよね。
見てないこと、感じていないことを
難しい言葉で書いて(書き写して?)
いるのですから。
そんな苦労しなくていいのに・・・と
いつも感じています。
どんなに拙い文章でも
それを読めば子どもたちの様子が目に浮かぶ、
そんな記録を一生懸命書いてくれる
保育士さんを私は褒めてあげたいと思います。
えっ!ってびっくりするような
誤字も多いですが(笑)。
初めから完璧な人なんていませんものね。
頑張らなくても大丈夫!ひたすら
『見る!!!』から始めてみませんか。
ファイト!