保育業界にいると
3月は毎年寂しい気持ちになります。
卒園、職員異動、退職など
お別れすることが多い季節だからですね。
子どもたちの卒園は成長を喜び、
新入学に向けての期待をもつ
嬉しい行事であるはずなのですが、
もう明日から
このかわいい子どもたちの笑顔が見られないのか
と思うと卒園式の練習をしているときにでも
涙が出てきてしまうものです。
何度卒園児を送り出しても、
この感情に慣れることはなかったな、と思います。
保育士仲間の異動や退職もそうですね。
いろいろなことを一緒に乗り越えてきた仲間が
自分のそばからいなくなってしまうのは
本当に寂しいものです。
園長になるための異動や結婚退職など
ご本人にとって喜ばしい別れでも
見送る側はやはり寂しいものです。
別れがあれば出会いがある、と言いますが、
その人との別れは次の人との出会いに
置き換えることはできませんから、
悲しいし、寂しいです。
離れていく仲間に
私は十分に心を注いであげることができたかな、
と後悔することもあります。
あの人とこんなことも一緒にしたかった、
あの人となら将来こんなこともできるかも、
と思っていたことがなくなってしまう。
本当に3月は寂しい気持ちになる季節です。
4月にはまた新しい出会いも待っています。
かわいい子どもたち、
素敵な先生たち、頼れる仲間たち、
そのすべての人とのつながりを大切にしながら、
いつかくる別れの時に後悔しないようにしなくては!
と思います。
この3月でお別れするみなさんの
新しい門出に幸多かれ!と祈っています。
み~んな、どこにいてもずっと大事な人です!