子どもって、本当に自由ですよね。
1歳児が何でも投げる、
噛みつく、友だちを引っかく。
2歳児が「イヤ!」と全力で拒否する。
「もう、やめて〜!」と思うこともありますが、
ちょっと視点を変えてみませんか?
例えば、「投げる」行為。
今まで握ることしかできなかった手が、
ついに「投げる」という動きを手に入れたのです!
これは成長の証。
だったら、『これを投げてみたら?』って
安全に投げられるボールを用意して、
思いっきり投げさせてみるのも
アリかもしれません。
1歳児後半になると、
他者(友だち)に興味を持ち始めます。
友だちに触れたい、
関わりたいという気持ちが強くなるけれど、
力加減がまだわからず、
触りたいと思って近づいたのに、
ひっかいたり叩いたりしてしまうことも。
そのたびに「友だちを叩かない!」と
叱られることもありますよね。
実はこれも大切な成長のステップ。
手の使い方を学んでいる最中なのです。
悪いことをしている、と決めつけて
いきなり叱ったりせず、
「優しくなでなでしてみようか?」と伝えながら、
少しずつ適切な関わり方を教えてあげるといいですね。
「イヤイヤ期」も、見方を変えれば
「自己主張ができるようになった!」という成長の証。
自分の意思を持ち、
それを伝えられるって素晴らしいことですよね。
もちろん、大人として譲れないところはあるけれど、
「イヤ!」の奥にある
子どもの気持ちを受け止めることで、
関係がぐっと楽になります。
『叱られていることが理解できないみたい』と
こちらが感じるのはあたりまえ。
だって、子どもはなんで大人が怒っているのか
わからないから。
ぽか~んって顔しますよね。
自分ではできるようになったことが
嬉しくてたまらないから
近くにいる大人に見せてあげてるのに、
なぜ怒ってるんだ?って思ってます。きっと。
子どもの行動を「困ったこと」として見るか、
「成長のステップ」として見るか。
それだけで、子どもとの時間が
ちょっと楽しくなるかもしれません。
今日も、子どもの「できるようになった!」に
目を向けてみませんか?