保育士が1日の日課や、
教えることばかりに気を取られていると
「あそんで育つ」の大切なことを
見逃してしまうかもしれません。
また、ご家庭でも、
便利すぎるおもちゃを用意したり、
数が多いほうがいいと
たくさんのおもちゃを用意したりも考え物です。
子どもたちがそこにあるもので、
自分で遊び方を見つけるからこそ楽しいのです。
「いつかきっとかなうよね♪」の
清水建設様のコマーシャル、
最高に素敵ですよね。
子どもはどう遊んだら楽しいのか、
自分で遊びかたを見つけます。
私たちは夢中になって遊ぶ姿を見守り、
次に何を提案したら、その遊びがより深まるか、
を考えてあげることが大切です。
小さいうちから、
ひとりでじっくり遊んでいる子を
無理やり集団あそびに誘ったり、
みんなと一緒のことができないと
「社会性がない」とか
「友達とのかかわりが下手」と決めつけ、
「自分の世界に閉じこもりすぎ」とか
決めつけてしまうのは寂しすぎます。
まずは子ども自身が感じたこと、
知りたいことにじっくり取り組んでみる。
ひとりであそびこむことだって、大切なのです。
そして楽しい遊びかたを見つけ出す。
そうして一人遊びを十分に楽しむうちに、
今度は保育士や友だちとその楽しさを
共有することの喜びがわかってくる。
そこまでの過程は一人ひとりその子なりに違うので、
何歳だからここまでできる、と
年齢で判断できるものでもないと思います。
子どもがあそびの中で発見したことや
作ったものを「みてみて」と
何度も言ってくることがあります。
「あっ、じょうず。」と
気のない返事をしてしまうこともありますが、
具体的にちゃんと見ている、
評価しているよ、を伝えてあげたいですね。
「この色きれいね」
「せんせいにも今度教えてほしいな」などなど。
そうして
「せんせいはこんなふうにつくってみたけどどう?」
と少しばかりアドバイスをしてみる。
そうすることで遊びの段階は
また次の段階へステップアップして、
あそびがどんどん深まります。
遊ぶって楽しい=知ることって楽しい、
につながっていけることがベストですよね。