子どもは天真爛漫。
いつも自由でいいなぁと
私たち大人は思いますが、
本当にそうなのでしょうか。
私たち大人のように言葉で
うまく感情を伝えることのできない子どもは、
実は私たち以上に
ストレスを抱えているかもしれません。
しかも困ったことに子ども自身が自分の状態が
「ストレス」だと認識できないから、
こちらも気づきが遅れ、
体や行動にその症状が現れることがあります。
私たちはストレスがたまっていることがわかるので、
どこかへ気分転換に出かけたり、
おいしいものを食べに行ったり、
自分で対策がとれますが、
子どもはそれができません。
急に甘えん坊になって
「だっこ!だっこ!」と言ってきたり、
指しゃぶりを始めたり、
幼児クラスになった子が
急に赤ちゃん言葉を話し始めたりします。
食欲がなくなったり、
眠れなくなる子もいるようです。
子どもが変わったな、と感じたら
自分たちが変わってはいないか、
と振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。
忙しくていつもイライラと注意ばかりしていた、
大人同士の仲が悪くなっていた、
自分の体調が悪くあまりかまってあげられなかった、
などなど様々な理由を
子どもたちは敏感に感じ取って、
ストレスとなるようです。
忙しくても必ず1冊の本は読んであげる時間をもつ、
叱ってしまった後もそのまま寝かせず、
「大好きだよ」と抱きしめてからおやすみを言う、
などなど、次の場面に気持ちよく
移行できるようにすることが
子どものストレス解消になります。
何より子どものストレスを作らないことが、
自分のストレス解消にもなるかもしれません。
「いうことを聞かせる」より
「言うことに耳を傾ける」ですね。
「言うこと」ができない
小さな子の思いを「汲み取る」。
難しいようですが、
じっと子どもを見ているだけで
見えてくることもあります。
あせらず、ゆっくり、
まずは子どもをよ~く見てみてくださいね。