様々な園を訪れると、
ふと心が温かくなる瞬間に出会います。
例えば、
玄関前でツバメの巣を守る囲いを見かけたり、
水槽の中で少しずつ大きくなるカメに会ったり、
トンネルに隠れているトカゲや
葉っぱの下に隠れているバッタ、
土の中でじっと眠っているカブトムシの幼虫、
そしてなぜかカエルになれないおたまじゃくしなど、
どの小さな命も大切にされているのを感じると、
「みんな大事にしてもらってよかったね。
子どもたちの心を潤してくれてありがとう!」
と思います。
先日はある園から
「ダンゴムシの赤ちゃんが生まれました!」
とのお知らせが届きました。
「すごーい!」と朝から園長先生と
大はしゃぎしました。
日常の小さな出来事や発見を
こんな風に一緒に喜べる仲間がいること、
小さな命を大切に育ててくれる園が
いくつもあることを、
本当にうれしく思います。
心理学の近藤卓先生の著書
『死んだ金魚をトイレに流すな』
という本があります。
この本は命の大切さを考える一冊です。
私たち保育士は、
幼い子どもたちの心根を
大事に育てることの大切さを
再認識させてくれます。
他人の痛みや命の大切さは、
こうした日々の生活の中から学んでいくのでしょう。
保育士の皆さん、本当にありがとう。
あなたたちの活動が、
子どもたちの心に大切なものを育んでいます。