先日、とある有名なキャラクターショップに

行った時のお話です。

 

当日は大きな花火大会が開催されることもあって、

この地域もこの店も相当混雑をしていまして。

レジの前も長蛇の列で、

店の中を見て歩けないほどの状況でした。

並んでレジを待っている私の前には

小学生低学年くらいの男の子と、

2歳くらいの男の子を抱いた

お父さんと思われる方が並んでいました。

お父さんは

大きなリュックサックを背中にしょって、

眠くなってしまった男の子を抱いて、

小学生の子を混雑から守りながら

並んでいます。

お休みの日に

お父さんとお出かけしてきたのかな、

大変そうだけどいいお父さんだな、

と思って見ていると

小さな声で『ゆりかごの歌』が聞こえてきます。

お父さんがこの大変な状況の中で

抱いているお子さんに向けて歌っていたのです。

それも２番まで！

（保育士でもなかなか２番の歌詞を

ご存じの方は少ないかと。。

４番まであるのよ。）

優しい声でずっと歌ってみえて、

抱かれて汗びっしょりのお子さんも

気持ちよさそうにうとうと・・・。

 

 

なんて素敵なお父さん！

１５分以上その状態を続けていたので、

見ていても頭が下がります！の状態。

そこへ女性の方が

可愛い指輪を手に取って近づいてきて

『見て！かわいいでしょ？』

お父さんは

『いいんじゃない？似合うよ。』って。

 

え⁈　まさかのお母さん登場？

 

だったら、もっと早く登場して

お父さん助けてあげてよ～！と思う私。

さらにお父さん『ゆっくりみていていいよ！』って。

もう神様にしか見えません‼

やっと順番が来て、

子どもさんを抱きながら、

必死に会計をしているお父さんのもとに

先ほどのお母さんと

もう一人ご年配の女性が・・・。

『おわった？』って。

 

え⁈　まさかのおばあちゃんも登場？

 

お父さんはやってきたお二人に

『楽しめた？』

って穏やかな表情。

もう、私は心の中でお父さんすばらしい！

と何度も叫んでしまいましたね。

こんな大変な時でも相手を思いやる

優しいお父さん。

こんな素敵なお父さんが増えてきたんだな、

きっと子どもたちはいい子に育つに違いない、と。

日々、いろいろなことに

文句ばかり言っている自分を

反省した出来事でした。

他人を大事に思うって、本当に素敵ですね。