どれも読みは「みる」です。
でも、調べてみるとその意味や使い方には
少し違いがあるようです。
「見る」は目で対象となるものの
存在や状態を認識すること。
「見えている」感じ。
「観る」は対象となるものを
理解しようとして意識してみること。
「視る」は対象となるものの細部まで
注意深くみること、だそうです。
子どもの遊びをみるときは、「見る」から、
その子が何をしようとしているのか、
何を求めているのかを「観る」。
さらに、その子どもが何を考えて、
何に見立てて遊んでいるのか、
そしてこの先何を必要としているのかを
思い計って「視る」。
この「見る・観る・視る」は
遊びを見守るときにとても大事なのです。
例えば、子どもがおもちゃの入っているカゴを
逆さまにしてひっくり返す姿を「見る」。
(また、イタズラして…!)
⇓
なぜ?
何の理由でひっくり返したんだろう?
何をしたいんだろう?
と様子をじっくり「観る」。
(あれ?カゴが欲しいのかな?何に使うんだ?)
⇓
「〇〇をしたかったのかもしれない」
「その遊びに必要なものは何だろう?」
「もっと遊びを深めるには、
何を準備してあげたらいいんだろう?」
とその子の気持ちを推し量りながら「視る」。
(タオルやシャンプーの容器を準備したら、
お風呂ごっこがもっと楽しくなるかも!)
この「見る・観る・視る」をしたことで、
この子どもがただ単に
カゴをひっくり返しただけではなく、
カゴを使いたかったこと、
何のために?何が必要?が理解でき、
適切な遊びの支援ができます。
皆さんも「見る・観る・視る」を意識して
子どもの遊びを見守ると、
子どもの気持ちがよく分かりますよ。
おすすめです!