この頃、来年度御卒業予定の
保育士希望の学生さんと
お話しする機会がたくさんありました。
その中で何か聞いておきたいことってありますか?
って問いかけると・・・。
『来年度、保育士になるにあたって
勉強しておいた方がいいことって何ですか?』
みなさん勉強熱心ですね。
あらためてそう聞かれると、
何かなぁとこちらも考えてしまいました。
今のうちにいっぱい遊んで
いろいろな経験をしておくことじゃない?
まずは、そんな風に答えました。
楽しい経験をたくさんして、
心の栄養満タンにして、子どもと向き合う。
子どもたちが欲しいのは保育士の笑顔ですから。
つぎに、いろいろな人に会って、
その人の気持ちや思いを
想像してみる・読み取ってみる、
『読心術』みたいな力を鍛えられたら
保育現場ではすごい武器になるのでは、と思います。
目の前の子どもは
今何を考えて何を欲して遊んでいるのか、
言葉にできないことを読み取れたら
子どもから絶大な信頼を得られますよね。
先日も保育室で人形の服を脱がせ、
オムツも取って、
洗面台に人形を連れていく場面を見かけました。
『おふろかな?』
そこにいた保育士と意見が一致して
子どもの思いを共有できました。
が、そこから一歩前進できると
遊びはもっと、ぐーっと深まります。
洗面器を用意してはどうでしょう?
シャンプーの容器があったら?
タオルを用意したら?
ブラシもあったら面白いかも・・・。
もう、考え出したら止まりません。
人の気持ちがわかる人は
まわりの人とうまくコミュニケーションが取れるので、
職場での人間関係がうまくいきますし、
相手が伝えようとしていることが
十分に伝わるので円滑に業務が進められます。
連想ゲームみたいな感覚で
そういう訓練(?)を普段から意識してみると、
読心術みたいなことってできるようになるのかも・・・
と、思った次第でございます。