子どものころ、
道端に咲いている雑草で遊んだ経験ありませんか?
ねこじゃらしみたいな草(エノコロクサ)を
モニモニして『毛虫だよ~』ってあそんでみたり、
ひっつきむし(センダングサ?)を
服にいっぱいつけたり、
シロツメクサの首飾りをつくったり、
ナズナを揺らして小さな音を楽しんだり、
オオバコの茎で引っ張りすもうをしたり。
たんぽぽ、昼顔の淡いピンクの花や
紫のつゆ草、レンゲも大好きな花でした。
もう書ききれないほど雑草とかかわり
遊んでいた記憶があります。
今、田んぼや畑や草むらが減りました。
公園に行けば花壇や植え込みに
色とりどりのきれいな花が咲いていますが
摘んで遊べる花や草はほとんどありません。
どんぐりやまつぼっくりも
探すのが大変な園もあります。
子どもたちにもっともっと雑草で、
木の実で遊んでほしいなと思うのに
『自然とのふれあい』のが
なんとも難しくなってきたこの頃です。
自然の中で走り回り、
土や草や花の香りをかいで、触れて、
心地よい風に吹かれて、
子どものころは桑の実をとって食べたりもしました。
五感をフルに使ってあそぶと
体も心もスカッとします。
子どものころにこういう体験するのって
すごく素敵だと思いませんか?
行楽シーズンでいろいろなところに
親子でお出かけする機会も多いかと思います。
遠足シーズンでもありますね。
自然豊かな場所に行った時には、
是非子どものころを思い出しながら、
子どもたちと雑草遊びを楽しんでみては
いかがでしょうか。
お父さんやお母さん、保育士さんが
『小さいころ、こんな風に遊んだのよ。』
と話してあげたら、
子どもたちきっと大喜びだと思いますよ。
『雑草』ってなんだか邪魔ものみたいに
呼ばれていますが、
実はとっても楽しいし
子どもたちの遊びには大事なものなんです。
散歩しながら足元の草に目を向けて、
そのひっそりとしたかわいらしさに
大人も心癒されてほしいな、と思います。