3月は別れの季節、そして旅立ちの季節ですね。
保育の仕事をしていると、この季節は毎年特別です。
保育士は子どもたちのそばで生活を共にします。
遊んで、笑って、ときには泣いて。毎日の小さな出来事を重ねながら、
子どもたちの成長を見守ってきました。
だから卒園は、本当にうれしくて…そしてやっぱり寂しい。
「おめでとう!」と笑顔で送り出しながら、
「明日からこの子たちの笑顔が見られないんだな」と思うと胸がぎゅっとなります。
卒園式の練習や、壁に貼られたお別れの歌の歌詞を見るだけで、
もう目がうるうるしてしまう。
毎年経験しているのに、この気持ちには慣れることがありません。
そんなとき、少しだけ保護者の方がうらやましくなります。
これからもずっと、この子たちの成長をそばで見ていけるのですから。
この子たちは、これからどんな人生を歩むのでしょう。
どんな友だちに出会い、どんな夢を持ち、
いつか大切な人に出会うのかな…なんて、つい遠い未来まで想像してしまいます。
先日、フィギュアスケートの“りくりゅうペア”の演技を見て感動しました。
お互いを信じ合い、周りの人たちにも支えられて生まれる演技。
解説の言葉にあった
「お互いを信じ、周りの人たちにも信じられている空間」
という表現が、とても心に残りました。
保育園もきっと同じです。子ども、保護者、職員、そして地域の方々。
たくさんの人に支えられて、今こうして子どもたちを送り出すことができる。
そんな温かい関係の中で育った子どもたちが、これからもたくさんの人と出会い、
信じ合える人生を歩んでくれたらうれしいなと思います。
卒園おめでとう。
そして、たくさんの思い出をありがとう。