「オハヨウゴザイマス!
タンニンロボットノ“ホイクン”デス」
「ミナサン、ヨロシクネ!」
そんな未来がほんとうに来るのでしょうか?
確かにAIやロボットは日々進化しています。
午睡チェックを自動でしてくれたり、
子どもの動きをセンサーで分析して
危険を教えてくれる。
さらには連絡帳までAIが代筆!
―そんなことはもう夢ではありませんし、
実際に導入している事例も増えてきました。
でも、ちょっと待って!
子どもが泣いているときに、冷たい、
かた~い金属のアームでトントンされて
落ち着くかな?
「ギ~ッガシッ!」って抱きしめられても
温かくないよね?気持ち伝わるかな?
「ぬくもり」ってやつはいずこへ??
本の読み聞かせをしているときにも、
ページをめくるたびに「ピッ!」の電子音。
単調な口調で「オモシロカッタデスネ。」と
言われても共感できないのでは?
いっしょに話を聞いて思いを共感する、
同じ絵を見て美しさに共感する、
そんな体験が子どもの心を育てるんでしたよね。
おそらく未来の保育園は
「ロボットが保育士をする」のではなく、
「ロボットが保育士をサポートする」
形になってほしいなと思います。
AIが事務作業や安全管理を担う。
苦手なピアノを自動演奏に。
その代償として保育士は子どもと
じっくり向き合う時間を確保できる。
つまり、人間にしかできない
“心の保育”に集中できる。
AIやロボットは、
保育士を置き換えるのではなく、
裏方でしっかりサポートしてくれる
保育士の相棒。
未来の保育園は、
そんなチームプレイがきっと理想形ですよね。
なので、もし「AI保育園」が実現するとしたら、
それは“AIが裏方でせっせと保育のサポート、
人間の保育士が子どもと笑う”
という未来図が理想。
ロボットは便利ですが、
子どもが求めているのはいつだって保育士。
あたたかい愛情なのだ!!と
思ったりする私でした。